愛知県東郷町の家 第1話:私の居場所<短編間取り小説>

 

久しぶりのブログ更新をするタブチです。
家づくりは物語りづくりと考えるhouse stageです。
そんな中、間取りから短編間取り小説を描きました。
お時間がある方、お付き合い願います。

 

私の居場所

 

朝7時30分
「今日は友達とスタバ行って帰ってくるねーー」と、中3の娘、カナは言って学校に向かった。
「行ってらっしゃーーい」と、母 聡美は声をかけるが、おいおい、中3の身分でスタバとは、

そういう時代か・・

 

朝日を感じながら、ゆっくり家事をする 中庭は朝日を感じ、夕日を感じさせてくれる

旦那さんの研二は、役場勤めで、正直将来は不安はないが、正直、贅沢な暮らしはできない

研二はそこまで仕事熱心ではない。そして研二は物静かで怒ったのを見たことがない

なんで怒らないんだろう?って不思議に思い、豆腐に間違えてソースをかけてみたりいじわる

をするが、そんな時、研二は「聡美さんらしくないね」って笑っていう

そんな仕事熱心ではない研二とは違って聡美はいつもギラギラしてる(笑)

聡美は若い時はウェディングプランナーをしており、キラキラした生活に憧れていた、

バリバリ働いて自分磨きもしっかりした

 

娘のカナが生まれ、主婦になり、10年少し、、、  

昔同僚だった子が個人のウェディングプランナーとしてフリーランスでインスタで

キラキラしているのを見て、よし!私も頑張ろう!!!!って思い、5年・・・・・・   

成果が全く出ない(笑)お金は使っていないから、家族には迷惑をかけていない。

午前中に家事や必要なことを終わらせ、昼からはブログを書いたり、写真を撮ったり、

精一杯頑張るインスタセミナーにも行ったでも、若いウェディングプランナーとは何故か

私のインスタは違う・・

具体的にはわからないけど、ちょっと遅れてる(笑)

 

そんな感覚を持っていると、なんか不安になり 孤独感を感じるこの孤独感はなんだろう
自分という存在が否定されている感じがする 自分という存在が必要とされていない感じがする

そんな時、、中庭から夕日が差し込む夕陽が、私のパソコン・マグカップ・ドライフラワーを照らす
そして、築10年の床にあたりダイニングテーブルに夕陽があたる

日本の3流映画に出てるくる哀愁ある空気感 

我が家もこの10年いろんなことがあった
でも、この夕日にあたられた空間はなんとも言えない私の空間いや私たちの空間

聡美は素直に気持ちいいーーという思った
そして「まーいいねーこのままで」と独り言をいった
でも、明日の昼過ぎも1人パソコンの前で悩んでいる自分も想像できた(笑)

時計を見ると17時を回ってる

冷蔵庫が空っぽだったことを思い出す
きゃーーって1人で小走りにスーパーへ向かう

 

おわり

【タブチ考察】
女性も働く時代と良く言いますよね。もちろん否定もしません。

でも、女性がどう生きるかではなく、その方がどうやって生きる

かが大事だと思います。女性が家族を待つ家、男性が家族を待つ家、

家族ではない仲間を待つ家 そんな家を作りたいと思います。

そんな空気感ある朝日や夕日が頂けると中庭があるお家って

哀愁感じます。そしてそんな家で暮らしたいと思います。

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