細田守監督の2018年の
映画作品「未来のミライ」、
観られましたでしょうか?
主人公のお父さんは、設計士で
自分の設計した家に住んでいます
設計士の建てた家ということで
かなり凝った間取りになって
いますが、実際、こちらの間取り
を設計したのも、谷尻誠さんの
SUPPOSE DESIGN OFFICE
ということで、設計士の設計した家
になっています。
https://www.athome.co.jp/
cinemadori/7088/から引用
こちらの間取り
自分は好きなのですが、
ネットでは、段差が多くて小さい
子供を育てる家としては不向き、
バリアフリーではない。
など批判的な意見もあるようでした
ただ、こちらのおうち
立地的にみてみると
傾斜地になっていて、周りのお家は
敷地の下に駐車場があって、
長い階段を上がってお庭を通って
玄関があるつくりになっていますが
こちらのお家は、敷地の下の
駐車場の横にすぐ玄関があり
しかも1階がオーバーハングして
駐車場に掛かっているので
雨の際、濡れずに玄関に入れます
https://www.athome.co.jp/
cinemadori/7088/から引用
階段も高い高低差を一気に
上るのではなく、スキップ式で、
何段階かで上がるように
なっていた方が、落ちた際の
リスクも少なくなるので
良いのではと思います。
コストも当初の敷地の高低差
をうまくつかって建てているので
隣の家のように地下車庫にして
擁壁を組むよりは、掛からない
のではと思います。
間取りだけ見ていると
見逃しがちですが、
もとの土地の形状から
現状の間取りを見てもらって
廻りの家と比較してもらえると
設計者の工夫がいろいろと
感じて頂けて、敷地条件を
もとにいろいろと考えていること
がお分かり頂けるのではと思います
多分そういう意図もあって
オープニングで過去の土地の
映像を流していると思うので
そう考えると映画の構成って
奥深いと思いました。