詩織は2日酔いの中、
目を覚ました
いつもとは違う匂い
いつもとは違う布団
あっ!!!!!
ここはどこ?????
男の人の部屋
そして、私は裸・・・・
あーーーーーーーーー
おーーーーーーーーー
えっーーーーーーーー
やってしまった・・・
40歳になって、こんな朝の
むかえかた・・
それも、
10年ぶりのS○X
全く覚えてないS○X
・・・・・・・・
ここ1年詩織は
居酒屋 徳さんに通った
ランチだけだったが、
徳さんと武と顔見知りになり、
夜は娘のチカを連れて、
行くようになり
武がバツ1で、
1人で暮らしていることを知り、
チカは武を好んだ
そして、絶対にママには
武だね・・
って言っていた
正直、
私も武のことは気にした
たぶん、武も私のことを
気にしてる
でも、お互い年齢も年齢で
デートに行くわけでもなく
タイミングもなかった
あと、お互い結婚に意識はなかった
婚姻届というモノに
興味・執着・必要性を感じれなかった
だから、なんとなく
こんな感じだけで
お互い癒された
が、、、、、
昨晩、チカが祖母の家に泊まること、
私が今日仕事が休みということで、、
詩織は徳さんで1人飲みすぎた・・
詩織は床に落ちてる自分の服を着て
恐る恐る部屋を出た
古い家だったけど、
朝日が玄関にも入り込み
なんか温もりある廊下だった
歩いて行くと、
台所らしき部屋があり
そこに武が、短パンTシャツで
目玉焼きを作っていた
武が振り返り
「あっ詩織さんおはよ」
詩織は
「武ごめん・私 やっぱり結婚はできない」
武は真顔で・・
「えっ何言ってるの?」
「あっ昨日のこと覚えていないの?」
「あっS○Xしてないよ」
詩織は
「えっーーーーーーーー」
「なんだよ」
「焦ったーーーーーーー」
武は大笑いしてる
えっそんなに笑う?
ってぐらい
笑ってやがる
武は笑いながら優しく
「詩織さん顔洗ってきて
さっきコンビニで洗顔と
歯ブラシ買ってきた」
詩織は廊下にある古い
洗面化粧台の前で歯磨きをする
洗面化粧台も古いけど
汚くない
古いと汚いは違うと
聞いたことがある
古いけど、綺麗にしてる
そしてなんか懐かしい
詩織は顔を洗い、歯磨きをすると
和室にあるちゃぶ台に
白いツヤツヤなご飯
野菜具沢山の味噌汁
少し焦げ目がある目玉焼き
そして
キャベツの千切りの上に
あのタルタルソースが・・
詩織は武に聞いた
「徳さんから持ってきたの?」
武は真顔で
「いやいやこれ俺作ってるし、
全部自分で作ってるし、
あっ店の料理、
ほとんど俺の仕込みだよ」
詩織は今日何回も発してる
「えっーーーーーーーー」
とまた叫んだ
そしたら、続けて武が言った
「詩織さん、チカちゃんと3人でここで住もう」
「結婚はしなくてもいいと思っています」
「あっ今のアパートの家賃の半分は下さいよ」
「あっ食費も半分お願いしますね」
「あっリフォームしましょう」
「リフォーム代は俺が出します」
そして詩織はまたまたまた
「えっーーーーーーーー」
と叫び、今度は本当に
ひっくり返った・・
つづく
【タブチ考察】
やっと物語がリフォームの展開になりそうですね。
タブチ的にはこの短編間取り小説は、夢見るリフォームや新築の間取りではなく、
社会情勢も考えながら、深堀りしたいと思っています。50歳男性の生涯未婚率が28%
日本の離婚率が30% 新築着工棟数は80万戸だが空き家は900万戸もあることを考えると、
今回、結婚していない武と詩織が暮らすお家をリフォームすることもかなりリアルな話だと思います。
結婚していない2人が豊かに幸せに暮らす間取りとは?研究しながら、物語を進めていきたいと思います。
株式会社house stageでは、貴方様らしさを追求した家づくりを行なっております。
名古屋・京都・大阪で新築・リフォームご検討の方は是非ご用命くださいませ。全国でも設計提案も行なっております。
タブチ キヨシ
【間取りのポイント】
これからリフォーム開始です!みなさまのご意見を取り入れたいと思っております!
一緒に妄想しましょう!